会津松平家廟所・3




鎮石のある所に登って、発掘現場を見学します。


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先ほど亀たちが見上げていた場所に登りました。
右の木陰にに石灯籠が見えますか?

当時、こんな所にまで登れるのは
藩主と神官レベルだっただろう、との事です。
そりゃそうですよね〜。今も無礼者の気分(^^;
すみませんね〜。








上の写真のの右を向いたところです。

石灯籠の奥には藩主の名前を書いた碑が。
その奥に鎮石がある訳です。

草木が茂って見えませんよね。
それを見えるように発掘調査している藩主の墓が↓です。









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「見学順路」とあったので驚きました。

それまでは「ここって登っちゃバチ当たりじゃないの?」
と言っていたくらいなので。

実は、廟所には何度も訪れていますが、この高い所まで登ったのは初めてなのです。

登ったら失礼かなと、ずっと思っていたので。







  

あ!石段!!
これかな、発掘された石段って。

じゃあ、さっき草木が茂っていた所も綺麗にすればこうなるのでしょうか。

両脇に石灯籠がありますよね。つまり構造は同じってことです。








一段高い個所に石灯籠を並べ、その奥に「表石」を建てています。

そして、もっとも奥まった場所に藩主が葬られている円墳があり、その頂上には八角形の「鎮石」を置いています。







  

東に太陽。    西に月。










見学順路を歩くと鎮石がある部分をぐるりと回ることができます。
本当に発掘してるんだ・・・。

本当に円墳です。








土津神社の鎮石もきっとこんな感じ。
土津では失礼な気がしたので、まともに写真を撮りませんでした。

今も何やら失礼なことをしている気分。









鎮石。薄紫色で綺麗です。
白っぽい部分は、長い年月風雨にさらされて変色したのだそうです。


※石に触れているのは教育委員会の方です。








鎮石の回りの土は三物と言う物で固められています。
これも八角形です。

※三物とは、赤土、砂、石灰などを混ぜたものです。

てっきり、後世の補修でコンクリートの一種だと思っていました。








  

石段を別角度から。








亀を見下ろします。

ズームを使って撮影していますので本当はもっと小さく見えます。

ラブリー。









発掘された石畳でしょうか。

そうでした。


ひととおり見学したので亀石の場所まで降ります。










業者の方が、枯れた杉を実際に伐採している現場です。

一気に根元から伐採するには大きすぎる木なので生えている状態で
いったん真中から切るそうです。

という訳で、おじさんが一人木に登ってチェーンソーで真っ二つです。

「グラリ」となった瞬間。










次の瞬間

ドーン!!と落ちてきました。
いろいろ舞っています。









真中に人がいるので
比率の参考にしてください。









たったいま杉を真っ二つにしたおじさん。

現場で働く人って一生懸命って感じで好きですよ。









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それでは、帰路につきがてらちょっと離れた場所に葬られている
藩主のお墓へ向かいます。

人があまり来ないので石畳が綺麗に苔むしています。









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4代目藩主の亀。









亀の右に立ってみました。

どうです?大きいでしょカメ。
これが1つの石で出来ているなんてすごいです。
亀に継ぎ目はありません。

先ほどの殿(容保)亀石の小ささとは比べ物になりません。

その小ささが会津に対する新政府の扱いを
象徴していますね。










もっと奥へ進んでみましょう。










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8代藩主のお墓です。

という事は、この墓を作ったのは殿(容保)ですね。





  

やっぱり亀がきちんと見守っています。

木漏れ日が良い感じ。

殿(容保)も、本当だったらあんなに変な場所ではなく、
尾根に沿ってこの8代藩主の隣に埋葬されただろう、との事でした。

むぅ・・・。










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ずっと下ってくると拝殿があります。

5月のお花祭りのときにしか使わないんでしょうか?
ぴったりと戸が閉まっています。

もともとの拝殿は戊辰で焼失しました。
また?










苔むした階段を下ってゆきます。









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ここを登りきると、先ほどの分岐点になります。









出口です〜。お疲れ様でした。

あーまた満喫してしまいました(笑)
いつ行ってもステキな場所です。

次の日「殿に会ってきた」と言ったら
我々とすれ違いでここに来たお嬢さんがいました。2人も。しかも2人とも別行動。

・・・殿に呼ばれたのでしょうか?

今回は半ば突発的に来たので「行く」とは誰にも言っていないのに。

もし知っていたら一緒に行ったのにな〜。残念。


 



わんこ3連発。

起き上がる気はないけれど、目線は常にこっちを向いています(笑)


武家屋敷です。
家老・西郷頼母の屋敷を復元したものです。

※本当の頼母の屋敷は鶴ヶ城の北出丸のすぐ北にありましたが、戊辰で焼けてしまいました。
戊辰が無かったら残っていたかもしれないのに。
会津の文化遺産は、戊辰のせいでことごとく燃え尽きたり破壊されたりしてしまいました。

会津藩校・日新館だって、本当は鶴ヶ城のすぐ西隣にあったんですよ。
本物の鶴ヶ城西郷頼母邸日新館がもとの場所にあったら、どれほど壮観でステキだった事でしょう。

観光資源としても素晴らしかったと思います。

よく考えれば、松平家廟所が破壊などされずに残っていて良かったです。

・・・・・・・・・・・・・

今年は萩が早くて、もう終わりに近いです。

武家屋敷のみやげ物屋はお勧めです。
お菓子類や漆器など、ここで会津のお土産が全部買えてしまいます。しかも店の雰囲気とかレイアウトも良い感じです。
駅前よりも何よりも、土産を買うならここが個人的におすすめ。
本当は鶴ヶ城の近くにあったのに
この復元された屋敷は東山にあります。





お腹がすいたので皆で伝八に行きました。

週代わりのAセットは鳥のからあげと紫蘇ぎょうざでした。
うまーい。これで490円。安い。

食後、3人とも激しい睡魔に襲われて仏像のように半眼になりました。

フラフラ〜。









通りすがりに撮影。
どんなキャンペーンなのかぱっと見全然分かりません。
3列シートと掛けている?
推測ですが、海の綺麗な島へご招待〜みたいな感じでしょうか?


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